活動内容

パウサニアス・ジャパンの主な活動は、月1回のサロンと年1回のシュンポシオン、不定期のPJレポートの発行です。

パウサニアス・サロン

サロン概要

月に1回、会員が定期的に集まる場です。
どんな会かといいますと、
① 2~5月と7月と9~12月の毎月第一水曜の晩に2時間半ぐらいやっています。 場所は大井町駅の近くで、出席する人数はだいたい20名前後です。
② サロンという名の通り、ひとつの部屋に椅子やテーブルを集めて、お茶でも飲みながら、会員同士が気楽にしゃべったり聞いたりします。 会員の消息や、最近の出来事や、意見交換をしますが、メインなプログラムは、その日の担当講師役の会員が自分の好きなテーマについてまとまった話をして、他の出席者がそれに関して意見を言ったり、質問したりするところです。 学問的価値や厳密さは問わないことにしています。
③ 担当講師の話のテーマは、古代ギリシアについてのものが多いことは確かですが、そうでないものもあり、いろいろです。 講師も有志会員が主ではありますが、フェロー(当会が支援した若手研究者)やその道専門の先生にやっていただくこともあります。
④ この定例のサロンは都度の参加費はいただいていません。

発表テーマ

最近のサロンで講師が選んだテーマです。

【2011年】
 第160回:「ギリシア人のたどった道」
 第161回:「パウサニアスの『ギリシア案内記』を読む」
 第162回:「数の不思議=ピタゴラス学派の学問」
 第163回:「カドモス文字を探求しよう」
 第164回:(シュンポシオン)
 第165回: 「プラトン『饗宴』」(6人のパネリストによるシンポジウム)
 第166回:「人の世は木の葉のさまに等しい―『イリアス』第六歌におけるグラウコスの死生観をめぐって」
 第167回:「ギリシア古典研究の現代的意義―哲学、倫理学の場合」
 第168回:「沈黙から見る古代ギリシア社会」
 第169回:(シュンポシオン)

【2012年】
 第171回:「古代ギリシア人のイメージした龍とは」
 第172回:「古代の香りについて」
 第173回:「ギリシアの民族舞踊&民族音楽を楽しむ」
 第174回: (シュンポシオン)
 第175回:「ギリシア自然哲学の物体観」
 第176回:「クセノポン『アナバシス』」(8人のパネリストによるシンポジウム)
 第177回:「Ιλιαs を語ろう」
 第178回:「古事記に見る神話の世界を訪ねる」
 第179回:「ギリシア悲劇の魅力――エウリーピデース『メーディア』を中心に」

【2013年】
 第180回:「2012年9~10月ギリシアトルコ研修旅行」
 第181回:「エジプトのアレクサンドロス」
 第182回:「ギリシア悲劇の悪女たち」
 第183回:「イーリアス第1巻の朗誦と解説」
 第184回: (シュンポシオン)
 第185回:「アテナイの『公と私』の形成と悲劇の上演」
 第186回:「ソフォクレスの『アンティゴネ』」(シンポジウム)
 第187回:「ミイラ化されたソクラテスの魂」
 第188回:「アレクサンダー大王の築いた港」
 第189回:「川島先生と行くギリシャの旅に参加して」

【2014年】
 第190回:「古代ギリシアに学んだ町づくり」
 第191回:「ジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』を読んで」
 第192回:「テオプラストスの植物誌を読む」
 第193回:「聖山アトスとギリシア正教のこころ - 古典ギリシア語の世界―」
 第194回:「ソポクレス悲劇における『時』と人間」
 第195回: (シュンポシオン)
 第196回:「エウリピデスの『トロイアの女』」(シンポジウム)
 第197回:「ヘシオドスの『仕事と日』を読もう」
 第198回:(フリートーク)
 第199回:「古代ギリシアの陶器とその源流」

【2015年】
 第200回:「2014年秋ギリシア行報告:全旅程と現地で考えたことごと」
 第201回:「海の女傑達」
 第202回:「三島由紀夫の美文『アテネ及びデルフィ』を味わい読む」
 第203回:「プラトン『クリトン』を読む―古典からいま、何を学ぶべきか―」
 第204回:「『戦さは男の仕事』?―『イーリアス』第6歌におけるヘクトール像再考―」
 第205回: 【20周年記念シュンポシオン】
 第206回:  <シンポジウム>『バッカイ』
 第207回:「村上春樹とギリシャ」
 第208回:「ヘロドトスも言及したマギ教」
 第209回:「バッカイは実在したか」

【2016年】
 第210回:「古代ギリシアの物質観とその変遷(その1)四元素説」
 第211回:「プルタルコスのユーモア『饒舌について』の抜粋を読む」
 第212回:「古代ギリシアの物質観とその変遷―酸素の発見そして錬金術」
 第213回:「プラトン『クリトン』を読む‐古典からいま何を学ぶべきか(その2)」
 第214回: 【シュンポシオン】
 第215回:「古代ギリシアの宗教‐その時代と歴史的変遷」
 第216回:〈シンポジウム〉『アウリスのイピゲネイア』
 第217回:「古代ギリシアの音楽~祭礼と生活、そして現代での受容」
 第218回:「眠るクーロス」
 第219回:「使徒パウロのギリシア旅行」

【2017年】
第220回:「古代マケドニア王国の王墓」
第221回:「湯川秀樹博士と古代ギリシア」
第222回:「湯川博士エッセイ:エピクロス」
第223回:「ギリシアの民族舞踊と音楽」
第224回: 【シュンポシオン】
第225回:「古代地中海周辺の暦法」
第226回: シンポジウム「シュリーマン」
第227回:「エーベルハルト・ツァンガーの著書2冊の紹介」
第228回:「古代ギリシアの機械学」
第229回:「古代ギリシアの老人」

【2018年】
第230回:「古代ギリシアの奴隷たち、人口知能は道具か?」
第231回: 総会が長引いたため講師発表は5月に延期
第232回:「東へ向かったキリスト教―初期キリスト教におけるシリア語圏」
第233回:「『コルキス国』現在のジョージアを訪ねて」
第234回:  【シュンポシオン】
第234回:「うたう古代ギリシア文学~詩人が見つけた世界の形」

シュンポシオン

定例サロンに代えて年に1回(6月)に、古代ギリシアをメインディッシュにして飲食し歓談する会です。
① 古代ギリシアではワインを飲みながら寝そべって談話する会を「シュンポシオン」と称して、真剣な社交の場にしていたようですが、 当会でもこれに倣って、但し寝そべらず、気楽に談笑し合う会にしています。 現代の「シンポジウム」(語源は同じでも)のような一方的な堅苦しい会合ではありません。
② 開催場所を都度変え、プログラムも少しずつ変えています。にわかにギリシアのダンスや音楽を習うこともあります。
③ 年会費でまかなう定例サロンと異なり、シュンポシオンは飲食費・会場費などに応じた実費を都度いただきます。
④ 参加者はサロンより若干多めで、20~30名です。 ゲスト同伴での参加も歓迎しています。

シュンポシオンの様子

PJレポート

PJレポート概要

PJレポートとは、会合によらず文書を通じて行う会員への報告手段の名前です。
① PJはパウサニアス・ジャパンの英文頭文字をとったものです。
② 当会発足直後の1995年2月に1号を発刊、2018年7月現在で180号まで進んでいます。 発行は不定期ですが、平均すると年間15回くらいになります。
③ テーマはおもに (イ)会にとって大きな出来事の顛末と (ロ) 有志会員がおこなったコンパクトな研究調査 を全会員に報告することです。 1回の発刊(A4で1~2ページ) は1テーマのみとしています。

最近のPJレポート発行内容

回次 「 表 題 」

.88 「アテナイの王たち」
.89 「生涯をアテネに捧げた老将軍フォキオンの死刑」
.90 「ヒポクラテスの誓い」
.91 「今年度と来年度の支援研究者が決まりました」
.92 「古代ギリシアの人と犬」
.93 「2011年春のシュンポシオン」
.94 「私の愛読している『古代ギリシア』(Ⅰ)
.95 「古代ギリシアの食材(シュンポシオン原稿)
.96 「古代ギリシアの芸妓ヘタイラ」
.97 「古代ギリシアの御馳走」
.98 「古代ギリシアを楽しむ―遺したい初心」
.99 「ギリシア正教とは何か」
100 「私の愛読している『古代ギリシア』」
101 「外部研究者を支援する―遺したい初心」
102 「見返りを求めない―遺したい初心」
103 「デルポイの神託ーー”占い”についての私見」
104 「罪と罰の遺伝について――苦難に対する古代の態度」
105 「ペルシアの太守ティッサフェルネスをめぐる人々」
106 「アテナイの民主制と陶片追放――今日の政治情勢に思う」
107 「『アナバシス』にみる統率と規律」
108 「メメント・モリ」
109 「クセノポンの生涯」
110 「『アナバシスを読む』ーー指揮官の選出」
111 「僕の読書遍歴」
112 「クセンポンが記した「ピレウスの戦い」」
113 「聖書の中のアレクサンドロスたち」
114 「メメント・モリに寄せて」
115 「アナバシスにおける ギリシア人傭兵」
116 「あれやこれやの兄弟殺し」
117 「「海だ、海だ」の山は何処か」
118 「古典の中の「裏目に出た親心」」
119 「ヘロドトスが書かなかった話ー食習慣が東西の大衆文化へ及ぼした影響」
120 「古典の中のテセイオン」
121 「アリストファネスが書いた屁」
122 「身代わりの死」
123 「現代ギリシャのエピタフィオス」
124 「三つの手箱」
125 「肉体の棘」
126 「ギリシア神話に定説はない」
127 「『アンティゴネ』におけるクレオンの悲劇」
128 「鳩のように、蝉のように」
129 「アンティゴネーの生き方」
130 「土井晩翠と七五調ホメロス」
131 「ゾウとライオンとアリストテレス」
132 「「やさしい女」と「やさしい男」~断章取義で読む~」
133 「ベッケルとピュグマリオン伝説」
134 「鎧の骨と兜の牙」
135 「古代ギリシアに学んだ町づくり(3-1)」
136 「古代ギリシアに学んだ町づくり(3-2)」
137 「古代ギリシアに学んだ町づくり(3-3)」
138 「2014年度の研究者支援フェローは山口京一郎さんに決まりました」
139 「ジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』を読んで」
140 「テオプラストスの植物誌を読む」
141 「白鳥の歌」
142 「最期の身嗜み」
143 「土器の歴史から見る古代ギリシア」
144 「海の女傑たち」
145 (20周年記念に寄せ)「ギリシア人はみな若く、老人はいない」
146 (20周年記念に寄せ)「ペイレネの泉とグラウケの泉」
147 (20周年を祝し)  「『パウサニアス』と私」
148 (20周年記念に寄せ)「ささやかな提供の結実」
149 (発足20周年に寄せて)「「パウサニアス」での至福のひと時」
150 (20周年記念)「私にとっての『パウサニアス』」
151  川島重成先生のスピーチ(20周年記念シュンポシオン)
152 「総督ピラトと総督ガリオ」
153 (「バッカイ」発表その1)「作品の構成と出演者について」
154 (「バッカイ」発表その2)「カドモス家に連綿と流れる不幸の数々」
155 (その3)「国王ペンテウスとディオニッソス(神)との対決」
156 (その4)「私はペンテウス」
157 「ヘロドトスも言及したマギ教(古代宗教の俯瞰その1)」
158 「ヘロドトスも言及したマギ教(古代宗教の俯瞰その2)」
159 「ヘロドトスも言及したマギ教(古代宗教の俯瞰その3)」
160 「古代ギリシャの物質観とその変遷(その1)四元素説」
161 「プルタルコスの『饒舌について』」
162 「古代ギリシャの物質観とその変遷(その2)‐錬金術」
163 「古代ギリシャの物質観とその変遷(その3)‐酸素の発見」
164 「葡萄酒と酩酊の故事」
165 「ワインに纏わる故事」
166 「父が子を生贄にする故事」
167 「風に吹かれて」と『風の歌を聞け』村上春樹とボブ・ディラン
168 「神の見えざる手」
169 「使徒パウロのギリシア旅行」
170 「村上春樹を読み解く」
171 「眠るクーロス」
172 「チャンドラーの新翻訳『プレイバック』を読む!」
173 「ギリシアの民族舞踊」
174 「古代ギリシア・ローマの暦法」
175 「E・ツァンガーのアトランティス=トロイ類似説について」
176 「アイスキュロス作『縛られたプロメーテウス』について―その1―」
177 「アイスキュロス作『縛られたプロメーテウス』について―その2―」
178 「アイスキュロス作『縛られたプロメーテウス』について―その3―」
179 「ツァンガーの『甦るトロイア戦争』を読む」
180 「ミネルヴァのフクロウ」


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