活動内容

会の日常的な活動は、「定例サロン」と「シュンポシオン」の 開催、および
「 PJ レポート」の発行です。 以下それぞれについて詳しくご説明しましょう。


定例サロン

定例サロンとは

「定例サロン」は 月に1回、会員が定例的に集まる場です。どんな会かといいますと、

① 3月,4月,7月,9月、10月、12月の 第1水曜日午後に2時間半(14:00~16:30)ほど開催します。
  大井町駅近くの公共施設内の、半年前に予約した部屋を使います。出席する人数は10~15名です。  
 
② 「サロン」という名の通り、ひとつの部屋に椅子やテーブルを集めて、会員同士が 
  気楽にしゃべったり聞いたりします。
  サロンの最初の部分は、会員の消息や最近の出来事などの情報をを出し合い、今後の予定を連絡したりしま
  すが、メインプログラムはその日の担当講師役が、用意した資料を配りながら、纏まった話(発表)をし
  て、他の出席者がそれに関して意見を言ったり、質問したりするところです。これに約2時間を当てます。
  発表の内容については学問的価値や厳密さは問わないことにしています。
 
③ 講師の話のテーマは、古代ギリシアに関するものが圧倒的に多いことは確かです。
  しかしそうでないものも――いろいろな分野にわたり――多々あります。
  講師役は当然ながら会員が主に勤めますが、フェロー(当会が支援した若手研究者)や専門の先生に
  お願いすることもあります。
 
 

定例サロン開催状況と各回のテーマ

最近(3年以内)の開催実績は下記の通りです。
各行左から 開催月、通算回数、「定例サロン講師の発表テーマ/演題」または【シュンポシオン≪会場≫】等の順です。

なお、創立以来の開催全実績は サロン全履歴 にてご覧いただけます。

【2022年】
03月 第262回:(日本橋の貸会議室で)第27回総会を主体に、その前・後でサロン
06月 第263回:【シュンポシオン≪銀座THE APOLLO≫(食事会のみ)】
09月 .......:(新型コロナ第7波の猛威下、やむなく休会)
12月 第264回: 「(銀座天厨菜館にて)昼食会を兼ねたサロン」

【2023年】
03月 第265回: (1年ぶりきゅりあんで)定例サロンを30分、第28回総会を2時間10分開催 
04月 第266回:「『ソクラテス以前哲学者断片集』」
06月 第267回:【シュンポシオン≪銀座天厨菜館≫(食事会のみ)】
09月 第268回:「神宿る五惑星の素顔を拝見」 
10月 第269回:「再び神話を考える」
12月 第270回:【全員がお話ししましょう】5名が各自のテーマでスピーチした 

【2024年】
03月 第271回:定例サロン(30分)の後、第29回総会を2時間20分開催 
04月 第272回:「イオニアの反乱」
06月 第273回:【シュンポシオン≪麻布十番 タベルナ ミリュー≫(食事会のみ)】
09月 第274回:討論会「今後の当会活動」
10月 第275回:討論会「今後の当会活動--前回結論の検証と決定」





シュンポシオン

年に1回(多くは6月)定例サロンに代えて、特別な場所で会員同士が飲食しながら歓談する会を開催し、
これを「シュンポシオン」と称しております。当会では創立当初から、「サロン」は 決まった会場、
決まった時間帯に催していましたが、その通常のサロンとは少し趣を変え、会員同士の気軽な懇親を
主眼とする会をサロンから分化したものです。
2011年までは年に2回開催しておりましたが、その後は年1回に致しました。
  シュンポシオンの開催実績は「定例サロン」開催実績表の中に折り込んであります。

① 古代のギリシアでは、ワインを飲みながら寝そべって談話する会を「シュンポシオン(饗宴)」と称して、
  真剣な社交の場にしていたようです。
当会でもこれに倣って ――但し寝そべらず―― 飲食しながら気楽に談笑し合います。
語源は同じでも当今世上を賑わす「シンポジウム」のような堅苦しい会合ではありません。
 
② プログラムも毎回少しずつ変えています。にわかにギリシアのダンスや音楽を楽しむこともありました。
 
③ 開催場所は原則として年々変わります。参加費も飲食や会場などの実費に応じた額をいただきます。
 
④ 参加者数は、定例サロンより若干多めの20~30名です。 ゲスト同伴での参加も歓迎しています。
    ただし、新型コロナウイルスの蔓延によって、様相が一変し、パーティ形式の大勢での
    シュンポシオンは開けなくなり、着席しての小人数のシュンポシオンを今も続てけいます。

シュンポシオンの様子




  





 
 




PJレポート

PJレポートとは

 ① 「PJレポート」とは、全会員へ届ける報告書の名前です。
   P J は パウサニアス・ジャパン(Pausanias Japan)の頭文字をとっています。

  ② 当会発足直後の1995年2月に第1号を発刊しました。2024年7月現在で第253号まで進んでいます。
    発行は不定期ですが、平均すると年間13回程度になります。

  ③ 報告書のテーマは 
  ㋑会にとって大きな出来事の顛末 
  ㋺有志会員によるコンパクトな研究調査、思考思索、意見提言、体験談など
 のいずれかですが、大部分の報告書は㋺になっております。

 ④ 各号とも 1テーマに限定し、分量は1~4ページにまとめています。

最近(3年以内に)発行したPJレポート

各行lineとも左から 発行年月 通算号数、「報告書表題」 の順に記しております。

なお、創立以来の発行全実績は PJR全履歴 にてご覧いただけます。

【2022年】
'22.01 232号 「天文学書『アルマゲスト』を読む(その2)」 
'22.02 233号 「謎のトンネル掘削技術」 
'22.02 234号 「キュロンの反乱とアルクマイオン家の瀆神」 
'22.03 235号 「ギリシア起源の名の人々」 
'22.04 236号 「3人のパウサニアス」 
'22.04 237号 「ギリシア世界の旅で出会った思い出の彫像」 
'22.04 238号 「大国の驕り アテナイ帝国の瓦解」 
'22.05 239号 「合唱隊歌と詩人たち」 
'22.05 240号 「スパルタの両王」 
'22.06 241号 「テセウス神殿いま何処」 
'22.08 242号 「ヘレニズム期ギリシアは西洋占星術に大きく寄与した」
'22.09 243号 「民主制か独裁制か--2500年前の政体論議--」 
'22.11 244号 「名を残した只の人」 
'22.12 245号 「伝令使タルテュビオス」 
 
【2023年】
'23.04 246号 「星座や星とギリシア神話(上)」
'23.05 247号 「星座や星とギリシア神話(下)」
'23.09 248号 「五惑星の姿、その昔と今(前編)」
'23.11 249号 「五惑星の姿、その昔と今(後編)」

【2024年】
'24.02 250号 「瓢箪から駒!(非ユークリッド幾何学)」
'24.03 251号 「ギリシア人と馬」
'24.06 252号 「タレスは自然学の祖です」
'24.07 253号 「イオニアの反乱ー反乱に行き交った人びとー」


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